学徒君秘話(ってほどではないが)



あんなに急いで学徒君はどこに向かっていたのか??
学徒くんはその日、学徒援護会で見つけてきた「和服展示会の設営」の日雇いバイトの日
だった。が、朝寝坊してしまい、あわててバイト先に連絡したところ、仕事は熱海のホテル
水葉亭でやるので現地へ直接行ってくれと言われる。 正し、昼休みの終わる13時までに
着かないと交通費は出さないと言われたのだった。現在時刻11時。今ならまだ間に合う
と学徒くんはすっとんで行ったのだった。

オービスにバツを食らう?
蔵前橋通り上り線、平井大橋手前の直線には、そこを通過する車のナンバーを読み取る
通称N号と呼ばれる装置が設置されている。その下を通過すると赤い丸がポッと光るので
きっと速度超過で通過すると「×」が表示されるに違いないと冗談で言われていた。
物語ではオービスと書かれているが、現物は違う物である。

箱崎から乗る?
学徒くんは一般道で箱崎まで行き、そこから首都高に乗っている。なぜ平井大橋から
乗らないのか、理由は二つ考えられる。首都高は一般的に環状線に向かって渋滞が発生
するので、それを嫌った。または、当時まだ首都高中央環状線は無かった。
今となっては作者も分からない。


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